うつ診断を受けた中年のおっさんが初のフルマラソンを完走するまでの話

おはこんばんにちわ。

 

ユウロウです。

 

2022年11月13日(日)に3年ぶりの福岡マラソンが開催されました。

 

11月で39歳となった私の最初の挑戦はフルマラソン。

 

そんなフルマラソンを走ってみた結果です。

 

いきなり結果ですが・・・

結果は「完走」できました。

 

時間は、5時間37分34秒(ネット:5時間28分39秒)でした。

 

以下、リザルトです。

今回の目標は記録ではなく、完走だったので目標達成です。

 

それにしても、42.195キロは長かった。

 

まさかの当選に・・・迷う

フルマラソンに出場しようと思ったのは、コロナ前の2019年。

 

同じく福岡マラソンの抽選に応募しました。

 

結果は落選。

 

翌年からコロナにより大会中止が続きます。

 

そして、3年ぶりとなる2022年に開催となったので再び抽選に応募しました。

 

今回も落選かなぁ〜と思っていたら、まさかの当選という結果に。

 

当選はしたものの、出場するかどうか・・・迷いました。

 

問題だったのは、私の精神状態と体型です。

 

2022年6月時点で81.85キロという体重。

 

そして、軽度の「鬱」という診断を受けていました。

 

ストレスによる過食が重なり、ベスト体重の63キロから約18キロも増加していたのです。

 

この時は、定期的な運動を行う気力もなくなっていました。

 

しかし、このままではもっとダメになるという気持ちもあったので、参加料を支払い出場を決めました。

 

大会までの道のり

まず、取り掛かったのは減量です。

 

少なくとも70キロを切った状態での出場と完走を目標としました。

 

ジョギングを再開して、体の慣らしから始めたのです。

 

とにかく長距離を走れる体力と精神力の回復に努めました。

 

大会まで5ヶ月、どれくらい走った距離を積み上げられるのか、自分との戦いです。

 

ジョギングを再開し、5キロ〜10キロを週に3回〜4回のペースで走りました。

 

6月の走行距離は、47.1キロ。

7月は、50.1キロ。

8月は、85.8キロ。

9月は、86.1キロ。

10月は、76.3キロ。

 

と距離を重ねます。

 

定期的に体を動かすと、気持ちも軽くなり、8月に入る頃には抗うつ剤の服用を止めました。

同時に睡眠導入剤、睡眠薬がないと眠れなかったのですが、それも必要なくなりました。

 

精神的にはほぼ回復してきたのです。

 

体重も、10月時点では74.25キロで7.6キロの減量に成功しました。

 

しかし、問題が発生。

 

20キロ走を行った時に右足を痛めてしまったのです。

 

ここにきての急ブレーキに不安がよぎります。

 

10月後半は走っては痛みが出るので、間隔を開けながら様子を見つつトレーニングを行っていました。

 

しかし、痛みは増すばかり・・・。

 

結局、11月は大会までの2週間、走ることを止めて回復に専念することにしたのです。

 

体重も70キロを切ることなく、大会当日の朝の時点で75.15キロでした。

 

大会当日の苦肉の策

右足に不安を残したまま、大会当日を迎えます。

 

走り始めると、どこで痛みが出るかは分からない状態。

 

そのため、痛み止めを携えて大会に挑みました。

 

まさに苦肉の策。

 

本来であれば、引くのも勇気なのですが、ここまできては意地です。

 

刻一刻と迫るスタート時間、不安と興奮が入り混じります。

 

右のハーフパンツのポケットには、痛み止め。

 

使用のタイミングは、中間地点での痛み具合としました。

 

運命のスタート・・・

今回私はエントリー時に、予想タイムを6時間と申告。

 

いくつか分けられたランナーグループの最終グループに配置されました。

 

そして、運命の8時20分。

 

号砲の音が鳴り響き、拍手と共に大会がスタートしました。

 

号砲から8分55秒後にスタート地点を踏み、手元のアップルウォッチでタイムの記録を開始します。

 

天神の街を走り始めると、不安は消え、あるのは興奮だけ。

 

沿道からは、「頑張れ〜」と声援が飛んできます。

 

気持ちがいい。本当にマラソンをしているのだと実感します。

 

しばらく走った後に、いつもよりもペースが早いことに気づきました。

 

ペースが早いと気づいたものの、調子がよかったので15キロ地点までは6分後半のペースを維持することになります。

 

しかし、20キロ地点でやはり足に違和感を感じ始めました。

 

痛み止めを飲むかどうするか・・・。

 

走り切りたい・・・。

 

だから、痛み止めを飲むことにしました。

 

次の給水地点で、痛み止めを服用。

 

アドレナリンの作用もあり、足の痛みは感じない。

 

中間地点からはペースを落として、7分後半で残りの距離に臨みます。

 

だが、30キロ地点、前半のペースが仇となり足がなくなってしまったのです。

 

そして完走へ・・・

30キロ地点からは、走っては歩きを繰り返しゴールを目指しました。

 

福岡マラソンのコースは後半に入ると、高低差が出てきます。

 

足がなくなると、少しの登りでも辛い。

 

また、カーブは右か左にバンクしていて、転けそうになるのを踏ん張りながら前に進みます。

 

ペースは乱れに乱れて、7分後半から10分台を行ったり来たり。

 

足を止めたら終わる。

 

最後は意地です。

 

周りも歩いている人が多い。

 

みんな一緒だ。辛いのは一緒。そう言い聞かせながら歩を進めます。

 

38キロ地点、残り4キロ。

 

ここからは坂道は、ほぼありません。

 

ゴールを踏むときは走っていたい。

 

歩いてではなく、走ってゴールしたい。

 

まさに意地だ。

 

意地をこめて走り始めた足は、思いのほか力強く地面を蹴ってくれる。

 

ペースは7分後半を取り戻します。

 

最後のストレートに入り、顔あげると瞳にゴールを捉えた。

 

一層上がるペース。

 

上がる息。

 

そして、ゴール。

 

ゴールラインを踏んだ時、これまでのどんなことよりも強い達成感を感じました。

 

初のフルマラソン完走。

 

目標達成です。

 

恐るべき反動

ゴールしてからは、スタート時に預けた荷物を受け取り、着替えを済ませてバス乗り場へ。

 

参加者へのおもてなしコーナーなども用意されていましたが、全てスルー。

 

とにかく、帰って風呂に入りたい気持ちが勝りました(笑)

 

会場から無料送迎バスに乗り、筑前前原駅へ行き、そこから博多方面の電車に乗り、最寄駅で下車。

 

妻が車で迎えにきてくれていたので、最寄駅からは車で自宅へ帰宅しました。

 

帰宅後は当然真っ先に風呂へ直行して、汗を流し、ようやく一息つけたのです。

 

問題はここから。

 

疲れて、早めに就寝しようと横になり暫くして、それは起こりました。

 

激痛・・・。

 

内腿にこれまで感じたことのない痛みが現れたのです。

 

それは、寝返りを打てないほどの痛み。

 

興奮状態から冷めて、アドレナリンが切れ、それに加えて痛み止めの効果も切れたのだと思います。

 

足を動かそうものなら、叫び声を出すほどの痛みが続き眠ることなく朝を迎えました。

 

アイシングもストレッチも充分したのですが、それでも反動は凄まじかったです。

 

幸というか、とても幸運なことに私の妻は、按摩師です。

 

激痛に激痛を重ねながら、プロにストレッチをしてもらって、やっと歩けるようになったのです。

 

仕事は、マラソン翌日から2日間は事前に休みにしていたので、なんとか回復することが出来ました。

 

もう二度と痛み止めを飲んで走ったりしない。

 

そう誓うのでした。。。

 

最後に

もう、マラソンは懲り懲り・・・と思うかと思っていました。

 

でも、また走りたいです。

 

あの達成感を味わいたいです。

 

そして、今回は5時間37分という記録でした。

 

次の目標はサブ5です。

 

つまりは5時間切りを目指します。

 

この挑戦で、鬱から回復することができた。

まだまだ、鬱状態になる火種は残っているのですが、良い精神状態を保ち続けています。

 

これからも、無理をすることなく挑戦を続けよう。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

皆様に溢れんばかりの幸運が訪れますように。

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