これまで、九州に鎮座する参拝すると宝くじが当選すると言われる神社を巡ってきました。
大分県国東市富来に鎮座する「富来神社」
佐賀県唐津市高島に鎮座する「宝当神社」
そして今回、熊本県阿蘇郡南阿蘇村に鎮座する「宝来宝来神社」へと参拝に上がりました。
宝来宝来神社はとても不思議な空間で、正直戸惑ってしまいましたがしっかりと参拝させていただきました。
よかったら参拝の参考にしてみてください。
- 宝来宝来神社はどんな神社なのか
- 宝来宝来神社の御神体について
- 宝来宝来神社の参拝方法
ちなみに今回あまり写真の撮影は行いませんでした。
そのため、少しわかりずらい記事かもしれません。
もくじ
宝来宝来神社とは?
まずは、宝来宝来神社とは一体どんな神社なのでしょうか。
神社の名前から推察すると宝が来る神社と読み解けますが、はてさて。
宝来宝来神社の御由緒
御由緒については、ホームページから引用させていただきます。
平成16年春、リストラされた重機の運転手がこの土地の造成工事を行っていたところ、大きな岩に当たりました。運転手はその岩を取り壊そうとしましたが、突然重機が動かなくなりました。修理してまた取り壊そうとしましたが、再び故障し原因も不明です。
その夜、夢に岩が出てきて「どうして私を壊そうとするのか?」と言うので運転手は「生活のために金が必要だ」と答えると、岩は「それなら宝くじを買いなさい。そして当たったお金の一部で私を掘り出して祀ってくれないか?」と言いました。運転手は半信半疑で宝くじを買うと生活に困らない程度の額が当選したので岩を掘り出しました。
その話を聞いた友人が、この岩を拝み宝くじを買ったところ、途方もない額が当たりました。その噂が広まり、誰ともなくこの岩を『当銭岩』と呼ぶようになり、願掛けする人々が訪れるようになりました。その後、当選された方々のご寄付により、当地を宝来宝来神社として建立いたしました。
お参りいただきます皆様に、良いことがありますようにご祈願いたします。
歴史としては大変浅い神社となり、平成16年(西暦2004年)にお姿を現した御神体がきっかけで建立されたみたいですね。
この記事を書いているのが2024年となるので、20年の歴史となります。
宝来宝来神社の場所
そもそも宝来宝来神社の場所はどこなのか?
住所は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰2909-2 です。
と言っても、ピンとこないのでGoogleマップに頼りましょう(笑)
う〜ん。Googleマップでも分かりずらいですかね。
熊本駅からだと、約35キロ。
熊本空港からだと、約15キロとなります。
いずれにしても、車、バイクがないと向かうことはできません。
バスもないようなので、熊本駅、熊本空港からであればレンタカーがお勧めです。
最寄りの駅は、南阿蘇鉄道の長陽駅になるのですが、ここからも直線的には向かえず、ぐるりと迂回して約3キロの道のりです。
歩けない距離ではないですが、時期によっては汗だくの覚悟が必要。
一番のおすすめは車ですね。
神社は、境内にも車を駐車スペースが確保されており、結構な台数を駐車することができます。
ただ、バイクの場合は地面が砂利になっているので、転倒しないように注意が必要です。
宝来宝来とはどんな意味?
宝来宝来と書いて「ほぎほぎ」と読むそうです。
なかなかに不思議な名前の神社だと思いませんか?
この宝来宝来の意味は「陽幸和福招金萬宝来」の略語と紹介されていました。
では、陽幸和福招金萬宝来の意味はというと御神言ということだけで言葉自体の意味はわかりません。
ただ、組まれた文字の内容からとても良い意味なのは間違いないですね。
こちらも、ホームページより引用させていただきます。
宝来宝来神社の名前の由来となったのは、“陽幸和福招金萬宝来(ようこうわふくしょうきんまんほうらい)”の御神言です。
宝来宝来とは、決して宝(宝くじやお金)が来ることだけを意味するのではありません。
宝とは、ある人にとっては子供であり、恋人であり、夫婦円満であり、人と人との交流であり、良い友達ももちろん宝です。
この世には、お金では解決できない問題はたくさんあります。その問題を解決することも宝が来るのと同じ事です。
当神社では「宝来宝来(ホギホギ)」と念じることにより皆様が幸せに暮らせるよう祈願させていただいております。
なるほど、宝とは人によって様々。
お金を宝と考える人もいれば、子供を宝と考える人もいる。
この世に結ばれた様々なご縁を宝とする人もいるでしょう。
こちらの神社は、そんな様々な宝を授けてくれるのかもしれません。
宝来宝来神社の全容
宝来宝来神社ですが、その場所に行くと一体どこが御本殿なのか初見ではわかりません。
私も今回だいぶ戸惑ってしまいました。
そんな神社あるんですか?って声が聞こえてきそうですが、次の写真をご覧ください。
この写真を見る限りでも御本殿がどこかのかわかりますか?
御本殿となれば御神体が鎮まっている建物。
左手前の建物がそれっぽいし、奥の建物もそれっぽい。
一体どこに御神体が鎮まっているのでしょうか。
御神体「当銭岩」
この神社の御神体は開けた場所に鎮まっています。
写真では木に隠れて見えずらいですが、右手前の鳥居が集まる場所にある大きな岩。
これが御神体になるそうです。
青い丸で囲んでみました。
この御神体である当銭岩ですが、こちらは写真に収めていただいても大丈夫とのことで写真を撮らせていただきました。
これが、御神体である当銭岩になります。
こちらの当銭岩を写真に撮影した後に、プリントして寝る時に枕の下に入れておくと宝くじを買うタイミングを夢枕で教えてくれるそうです。
そして、その写真を肌身離さず持ち歩いていると金運に恵まれるとも言われているようですね。
信じるか信じないかはあなた次第ですって感じですが、まあ写真に撮って持ち歩くだけなら簡単だし試してみてもいいかもしれません。
宝来宝来神社の御本殿
さて、では御本殿はというと、平日は神職の方がいないのかお伺いすることが出来ませんでした。
ただ、察するに境内のすべての建屋が御本殿になるのではと思います。
すべてと書きましたが、一部は縁起物を頒布(販売)している建物になります。
龍神様をお祀りしているお社、布袋様を祀るお社、観音様を祀るお社などたくさんのお社があります。これらは摂社・末社ではないと思われます。
神社自体の歴史も浅いし、どこかの神社から神様を勧請されているわけでもなさそう。
独立した新しい単位宗教法人なのではないでしょうか。
独自のスタイルをとった新しい神社と捉えるのが一番しっくりきます。
宗教法人と聞くとなんだか・・・
宗教法人と聞くと、新興宗教をイメージする人が多いかもしれません。
しかし、信者を募るといった勧誘などは一切ありませんのでご安心ください。
あくまで、神社です。
人によっては怪しげと思うかもしれませんが、私の印象ではそんなことはなかったかな。
怒られるかもしれませんが、縁起のいいアミューズメントな場所という印象です。
ただ、初見では戸惑いますよ(笑)
宝来宝来神社の参拝方法
ここでは参拝方法を書いていこうと思います。
と言っても、畏まった参拝方法があるわけではないです。
実は参拝方法は、当銭岩の手前の建物に説明書きがあるので、それに習ってもらうのが一番いいです。
おいおい元も子もないじゃんって感じですね。
ただ、それだと書いている意味がないので、当銭岩の参拝方法を書いておきます。
当銭岩の参拝方法
まず、当銭岩の周辺に九つの鳥居が設置されております。
その鳥居には、鈴が取り付けられているので、一の鳥居から順番に九の鳥居までそれぞれくぐる際に鈴を鳴らしながらくぐっていきます。
そこまで行ったら、当銭岩の前でお参りして岩肌に触れます。
お参りは二拝二拍手一拝でいいと思います。
色んな場所にモニターがある?
ちなみに、当銭岩のそばにはモニターが設置されています。
そのほかにもモニターが設置されている場所があります。
そのモニターのある場所には、モニターを起動するボタンも設置されています。
そのボタンを押すと、モニターに神職の方が映り祝詞をあげてくれます。
これも面白い取り組みだなぁと思いました。
最後に
今回は宝来宝来神社について書かせてもらいました。
なんとも、独特な雰囲気のある神社です。
怪しげといえば怪しげなのですが、新しいスタイルの神社といえばそうなのかもしれません。
ただ、実際に宝くじの高額当選を果たした方がいらっしゃるのも事実です。
そのご利益は確かなものなのだと思います。
趣向を凝らした素敵な神社であり、楽しい神社です。
厳かな雰囲気もありますし、その受け取り方は人それぞれかな。
一度訪れてみると、もしかしたら新たな価値観が目覚めるきっかけになるかもしれませんよ。
それでは、皆様に幸せが訪れますように
宝来宝来神社ホームページ:https://www.hogihogi.or.jp/