今回は、海突き出した無人島に鎮座する小さな神社にあやかりたいと思います。
箱島神社
福岡県糸島市二丈浜窪というところに海に突き出すように小島があります。
その無人島の小島に鎮座しているのは「箱島神社」です。
素敵なロケーションの神社に今回はあやかります。
御祭神
塞坐三柱大神
西宮大明神(西宮恵比須)
愛染明王
小さな神社ですが、多くの御祭神をお祀りしています。
以下、由緒書きを引用。
塞坐三柱大神とは、八衢比古神、八衢比売神、久那戸神で村境等に祀られ、禍津神の侵入を防ぎ、村中を守ってくださる神様です。
西宮大明神は、兵庫県西宮市鎮座の西宮神宮(西宮恵比須)の神様で、主祭神は蛭児大神です。恵比須様は世を救う神、大漁の神として、海産物を交易する市場、商店の守り神として信仰され、更に商売繁昌の神としての信仰が全国的に広がっていった。
愛染明王は、奈良県西大寺に本山があり、真言密教の神、愛欲を本体とする愛の神で、近世では恋愛を助け遊女を守る神としても信仰され、『この明王と信仰すると美貌になると信じられていた。』と言う。
また、箱島様には火吹き竹が奉納されているが、火吹き竹で耳を吹けば、耳の病が治癒すると伝えられている。
由緒書きには、創建時期が伺えるようなものは書いてありませんでした。
そのため、いつから鎮座している神社かは不明です。
この場所を江戸時代には竜宮城と称えられた景勝地だったそうです。
写真を見る限り、歩きずらそうですが、これは2021年9月にかけられていた橋が壊れたためです。
橋は撤去されて、今は砂地を歩いて参拝にあがります。
箱島の内部
神社が鎮座している箱島は、小さな無人島です。
そのため、お社へ続く道以外には松の生えた松林になります。
鳥居をくぐるとすぐに石の階段になっています。
少し歩きずらいので、ヒールなどバランスを崩しそうな靴は控えた方がいいと思います。
また、雨の後など地面が濡れていると滑る可能性もあります。
石の階段を登ると二股に分かれている道が出てきます。
ここはそのまま、石段の方へ進んでください。
木漏れ日が綺麗な小道です。
分かれ道のようなところを過ぎると後は、道なりに進むだけです。
すぐに石のお社が見えてきます。
これが、箱島神社のお社。
小さな石のお社ですが、祠といった方がしっくりくるかもしれません。
お社の中には、由緒書きにもあった通り火吹き竹がいくつも奉納されていました。
不思議な雰囲気のある場所
島全体が境内だと思いますが、スペース的にはそんなに広くありません。
1年に1度、4月21日に例祭が執り行われるようですが、20人くらい入るといっぱいになります。
潮の香りと波の音、風の音などが心地いい空間です。
不思議な感覚を覚える場所ではありますが、怖さはありません。
どちらかというと、心落ち着く雰囲気があります。
国道202号線沿いになるのですが、車の音は気になりません。
やたらと大きな音を立てる車やバイクは例外ですけど(笑)
朝早くだと空気も澄んでいて、深呼吸するとスッキリするかもしれませんね。
国道202号線は路上駐車禁止なので気をつけて
さて、箱島神社は専用の駐車場は存在しません。
そのため、車、バイクで行くのなら、すぐ近くにあるレストランの駐車場(駐車だけだと300円)か、かふりパーキングという前払式(200円)の駐車場、もしくは結構離れますが加布里公園の駐車場(無料)に停める必要があります。
国道202号線は駐車禁止なので、警察に見つかると罰金です。
駐車出来そうなスペースはありますが、やめましょう。
神社に参拝に行くのなら、その辺のルールは守りましょう。
まあ、神社関係なく普段からその辺は守りましょう・・・。
最後に
今回は、糸島市に鎮座する「箱島神社」にあやかってみました。
小さな島に鎮座する神社は不思議な空間で、とても綺麗な場所でした。
砂浜には、少しゴミがありますが、漂着物は致し方ありませんね。
誰が言ったか、糸島のモンシャンミッシェル。
商売繁昌の惠比須様、縁結び・恋愛成就の愛染明王、そして魔を祓う塞坐三柱大神と多くの御神徳が得られるかもしれない神社です。
今回も素敵な神社への巡り合わせに、感謝です。
ありがとうございました。
住所:〒819-1614 福岡県糸島市二丈浜窪86
どうも!
「町中の神社にあやかり隊」では、住んでいる町にひっそりと鎮座する神社にスポットを当てて記事を書いてます。
そんな町に鎮座している神社を巡ってます。
主に福岡県福岡市の神社ですが、徐々に範囲を広げていけたらと計画して活動中です。
時には有名になった神社も巡ります。
隊員は隊長の私、ユウロウのみ。
隊とは、名ばかりですがそこはご愛嬌と言うことで。
ボッチでニッチな活動ですが、良かったら読んでください。