今回はちょっと変わった名前の神社
そんな町中の神社にあやかっていきます
萬四郎神社
萬四郎神社とは、変わった名前の神社だなぁ〜と思ったのではないでしょうか。
私も思いました。
一体どんな神社なのか、気になります。
創建時期:300年以上前(詳細は不明)
御祭神:伊藤小左衛門及びその一家一門
御神徳:商売繁盛、子供の健やかな成長
創建時期に関しては、由来書きに「300年の昔から今の社地に」とありました。
どの時点から300年なのかは不明です。
気になるのは、御祭神なのですが伊藤小左衛門とその一家一門とは一体・・・。
御祭神は大富豪
伊藤小左衛門とは、博多の商人であり大富豪だった人物。
この人物は、当時禁じられていた朝鮮との貿易を行い、その罪で処刑されてしまったそうなのです。
そして、その一家一門もまた同じように。
とここで疑問なのですが、なぜ名前が「萬四郎」なのか。
ヒントは、博多旧市街の萬四郎神社の説明書きにありました。
一家に小四郎と萬之助という幼い兄弟がいたそうなのです。
その二人の兄弟から名前ととって「萬四郎神社」としたのだと思います。
ただそうなると、祀られたのは二人の幼兄弟であって小左衛門ではない??
由来書きには、伊藤小左衛門とその一家一門とあり、別の説明では幼兄弟を祀ったとある。
町中の神社にあやかり隊としては、由来書き通り伊藤小左衛門と一家一門を御祭神としているということにします。
実はお狐様を祀っているという説も・・・
こちらの神社には、別の説として老狐の稲荷神を祀ったという説もあるみたい。
老狐は長年、伊藤家に使えた狐だという話です。
実際に神社に行ってみると分かるのですが、お社は二つあります。
勝手な解釈ですが、その老狐「も」一緒に祀っていると考えた方がいい気がします。
博多の大富豪だった伊藤家一族及び伊藤家に仕えた老狐を祀った神社。
それが、萬四郎神社なのではないでしょうか。
最後に
町中の神社に歴史あり。
普段素通りしている神社にも、そこにお社を構えるだけの歴史があります。
まあ、由緒書きや由来書きがあればこそわかることなのですが・・・。
今回は、そんな歴史ある町中の神社にあやかってみました。
ありがとうございました。
〒812-0034 福岡県福岡市博多区下呉服町1−28
どうも!
「町中の神社にあやかり隊」では、住んでいる町にひっそりと鎮座する神社にスポットを当てて記事を書いてます。
そんな町に鎮座している神社を巡ってます。
主に福岡県福岡市の神社ですが、徐々に範囲を広げていけたらと計画して活動中です。
時には有名になった神社も巡ります。
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ボッチでニッチな活動ですが、良かったら読んでください。