草部吉見神社〜町中の神社にあやかり隊vol.25〜

今回、町中の神社にあやかり隊として上がらせていただいた神社は「草部吉見神社」です。

鎮座されているのは、熊本県阿蘇郡高森町草部というところになります。

町中というには、少々山奥ではありますが街ではなく町ですからね。
ありです(笑)

ちなみに、車やバイクは必須です。

草部吉見神社は下り宮

今回上がらせていただいた草部吉見神社は「下り宮」と呼ばれる神社です。

そしてここは、日本三大下り宮の一社として数えられている神社になります。

はて?下り宮とはなに?となる人もいるかもしれません。

下り宮とは

下り宮とは、社殿までの参道が下っている神社のことです。
鳥居や境内の入り口から社殿まで石段など階段を下って参拝します。
多くの神社は、それとは逆に階段を上って参拝しますよね。

一説には、下り宮の神社は祟り神を封印する意味があると言われています。
ただ、三大下り宮のいずれも祀ってあるのは祟り神ではありません。

日本三大下り宮

  • 貫前神社(群馬県の一之宮)
  • 鵜戸神宮(宮崎県)
  • 草部吉見神社(熊本県)

祟り神を封印してるって聞くと怖いんですが、今回上がらせていただいた草部吉見神社はそんな感じは一切ありませんでした。

むしろ清々しいくらいの気に溢れていると思います。
まあ私は第六感的な力はありませんので、実際はどうか知りませんがとても素敵な神社でした。

草部吉見神社

神社に到着したのは、午前8時ごろ。

早朝と呼ぶには少し遅い時間ですが、朝日と澄んだ空気がとても気持ちよかったです。

写真を見てもらうとわかる通り、鳥居から先の山道が見えません。

近づいて確認してみると。

確かに下っています。

石段の数を数えたわけではないのですが、社殿まで百数十段あるそうです。

社殿を見下ろしながら降りていくので、ちょっと違和感がありますよね。

行きは降りるだけなのですが、帰りは登らないといけないのでしんどいです(笑)

石段を降りて拝殿を正面に見ます。

時期的なものですが、社殿裏の木々の隙間に太陽が上っています。
ちょっと神秘的な印象を受けました。

向かって右側が手水舎になります。

ここで身を清めて、参拝に上がります。

御祭神

草部吉見神社の御祭神は、12柱の神様が祀られています。

主祭神は「日子八井命」という神様で、神武天皇の第一皇子になるそうです。

現在の草部吉見神社のところにあった池を干して宮を建てられたのが神社の始まりなのだと思いいます。

その時に、大蛇が襲ってきたそうなのですが、日子八井命はこれを撃退したそうです。

拝殿を覗いてみると、その伝説が絵に描かれています。

巨大な御神木

社殿の左側奥に巨大な御神木があります。

まさに巨杉。

樹齢は1000年になるそうです。

写真ではちょっと分かりずらいですね。
もう少し広角なレンズで撮ると良かったかもしれません。

根本から天に向かって力強く伸びています。

不老長寿の水

ここ草部吉見神社には、「不老長寿の水」というものがあります。

参道の石段を降りて、右手に鳥居があります。

鳥居をくぐると更に下に降りる階段があります。
その階段を降りると、池の辺りに垂で囲われた水場が不老長寿の水です。

ただ、気になったのはこの水場ではなく、同じく池の辺りにある石像。

なんだろう・・・もう少しアップしてみます。

・・・龍だろうか。
いや、これが日子八井命が退治したとされる大蛇を石像にしたものなのでしょう。

なかなか、コミカルな顔つきの大蛇です。

ちなみに、怖さはありませんでした。

不気味な雰囲気も同じくありませんでしたよ。

終わりに

私は宮崎県出身で、宮崎県の下り宮である鵜戸神宮には何度が上がらせていただいています。

また、草部吉見神社と同じ熊本県では「神龍八大龍王神社」という神社にも上がらせてもらっており、こちらも鳥居から下に降る下り宮になっています。

なので、下り宮は初めてではないのですが、こちらの神社のように社殿を見下ろしながら階段を降りていくのは初めてでした。

鵜戸神宮の社殿は洞窟の中にあり、見下ろすことはありませんでした。
神龍八大龍王神社は、下り階段が左に大きく曲がっているので同じく見下ろすことはありません。

群馬の貫前神社は同じように見下ろすような感じになるみたいですね。

いずれにしても、不思議な感じになる神社でした。

参拝をするなら、個人的にですが日の出後の早い時間がいいです。

空気が澄んでいて、朝日がやわらかい時間帯は気分も清々しくなりますから。

今回は、熊本県阿蘇郡高森町草部にある「草部吉見神社」に参拝でした。
ありがとうございました。

草部吉見神社の場所。

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