こんにちは。ユウロウです。
今回は、福岡県福岡市博多区の須崎町に鎮座する小さな神社「黒田稲荷神社」へ参拝にあがりました。
黒田稲荷神社
社殿というよりは祠に近い石のお社がポツンと佇んでいます。

手前が駐車場になっているので、ここに車が止まっていたら隠れて神社があるなんて気付かないかな。
どんな神社?
名前の通り、稲荷社です。
由来にも「黒田稲荷神社」と明記されています。
ただ、御祭神については触れられていませんでした。
倉稲魂命か宇迦之御霊神か保食神かは、不明。
元々は福岡城内にあったお社が、今よりもう少し北の位置に移されたのだとか。
当時の名称が「正一位金一稲荷大明神」であったことから「金一稲荷」「金一様」と呼ばれていたのが、福岡城より移された経緯と黒田藩を尊び、いつの頃から「黒田稲荷」と呼ばれるようになったそうです。
現在の場所に至ったのは太平洋戦争末期の福岡大空襲によって社殿が全焼したためのようです。
小さいながらも、歴史のある神社ですね。

境内の地蔵尊
黒田稲荷神社の境内には、地蔵尊が建立されています。
戦災地蔵尊です。

先の大戦における福岡大空襲では多くの命が失われたそうです。
B-29爆撃機による焼夷弾の投下。
その数、およそ1500トン。
どれほどのものか、想像ができません。
博多港から、櫛田神社、大濠公園を囲う1.8キロの地域は建物はほぼ全焼。
凄まじい被害です。
改めて戦争の愚かさ、恐ろしさ、命の尊さを認識させてくれる参拝となりました。
最後に
この黒田稲荷神社周辺には、いつくか神社があります。
下洲崎恵比寿神社、沖濱稲荷神社には、黒田稲荷神社同様に戦災地蔵尊が祀られていました。
この二社についても、参拝にあがっているので次回以降に書かせていただきます。
神社情報
〒812-0028 福岡県福岡市博多区須崎町13−25