私が暮らしているのは福岡県です。
福岡といえば、全国的にも「豚骨ラーメン」のイメージが強いですよね。
観光や出張で訪れた人も、まずは豚骨ラーメンを食べる方が多いと思います。
ただ、私はつけ麺が好き。
2016年に福岡へ引っ越してきた当時は、つけ麺を提供するお店は今ほど多くなかったように思います。
ここで少しつけ麺の種類を紹介すると、「大勝軒」に代表される醤油ベースのつけ麺や、「頑者」が火付け役となった、豚骨や鶏ガラに煮干しなどを加えた濃厚魚介系スープのつけ麺があります。
私は特に、この豚骨・鶏ガラ+魚介系の濃厚スープでいただくつけ麺が大好きです。
2025年現在、福岡県内でも醤油ベースや魚介系スープのつけ麺店が増えてきました。
今回はその中から、福岡空港「ラーメン滑走路」にある東京の名店『つじ田』を訪れてきましたので紹介します。
つけ麺 つじ田
つけ麺 つじ田とは、2005年に東京都の神田地区(千代田区と文京区にまたがるエリア)の御茶ノ水で創業したつけ麺のパイオニア的なお店です。
現在では首都圏を中心に、関西や福岡にも店舗を展開しています。
創業から20年、今も多くのつけ麺ファンに愛され続ける、つけ麺界の代表的な名店です。
つじ田のつけ麺
つじ田のつけ麺は、厳選された豚骨・鶏ガラ・魚介に、十数種類もの野菜や香味素材を合わせて作り上げたこだわりのスープが特徴です。
さらに、三河屋製麺所と共同開発した特製麺が組み合わさり、完成度の高いつけ麺に仕上がっています。
進化を続けるスープと麺は、これからも多くのつけ麺好きの心を掴み続けることでしょう。
つじ田 ラーメン滑走路店
東京の名店『つじ田』の味を、福岡でも楽しめるのが「つじ田 ラーメン滑走路店」です。
ラーメン滑走路は、福岡空港国内線ターミナル内にある人気のラーメンゾーン。つじ田は2017年のオープン当初から出店しています。
店内はカウンター中心で、テーブル席を含め全28席。食券制で気軽に利用できます。
明るく清潔感のある雰囲気で、一人でも入りやすいのが魅力です。
営業時間は毎日11:00〜20:00(L.O. 19:30)。
スタッフの対応も丁寧で、初めての方でも安心して食事を楽しめます。
実際につけ麺を食べてみた
ここからは、忖度なしのレビューです。
あくまでも私個人の感想として参考にしてくださいね。
今回訪れたのは18時過ぎ。普段もこの時間帯に利用することが多いです。
待ち時間はなく、すぐにカウンター席へ案内されました。店内は7割ほど埋まっていて、程よい活気がありました。
注文から着席まで
まず、食券機で食券を購入します。支払いは現金のほか、Suicaやnimocaなどの交通系ICカードも利用可能です。
行列がある場合は、先に食券を購入してから列に並びます。
店員さんに食券を渡すと席に案内されます。
お冷は基本セルフサービスですが、最初は店員さんが席まで運んでくれるのが嬉しいポイントです。
着席から着丼まで
席に着いたら、まず卓上に置かれている「つじ田 つけ麺流儀」や「つじ田 『匠の味』」に目を通しましょう。


特に「つけ麺流儀」の最初の一行、
一、はじめは、すだちも黒七味もかけずに、そのままお召し上がりください。
この文を「麺をそのまま食べる」と解釈する人もいますが、実は「まずは何も加えず、スープ本来の味を楽しんでください」という意味です。
もちろん、自分流で食べるのもアリです。
一通り読み終えたら、卓上の薬味を確認し、必要ならカウンター下にある紙エプロンを準備しておきましょう。

あとは、つけ麺が運ばれてくるのをワクワクしながら待つだけです。
着丼と味の感想
食券を渡してから着丼までは約10分。
タイミングによってはもう少し早く出てくることもあります。
今回注文したのは「濃厚特製つけ麺」の特盛。

盛られた麺のボリュームに思わず気合が入ります。

麺の器にはすだちと海苔が添えられており、すだちは途中で絞ると爽やかな味変が楽しめます。
特製つけ麺は、スープにチャーシューが増量され、味玉もセット。

写真では分かりづらいですが、実際にはしっかり増量されていて満足感があります。
特盛だとスープも少し多めな印象。
さらにスープは1回おかわり可能なので、たっぷり絡ませていただけます。
一口すすると、豚骨のコクと魚介の旨味がバランスよく広がり、濃厚なのにしつこくない絶妙な味わい。三河屋製麺所と共同開発された特製麺はモチっとした食感とのど越しが抜群で、スープとの相性も完璧です。
チャーシューは厚みがあり、ホロリと崩れる柔らかさ。



パサつきもなく、噛むたびに旨味が広がります。
途中ですだちを絞ると、爽やかな香りと酸味が加わり、一気に食欲が加速。
個人的にはこの瞬間が一番好きです。
今回はスープが多めだったため、おかわり不要で最後までしっかり楽しめました。
最後はスープ割りをお願いして、ほっと一息。
黒七味は苦手なので今回も使いませんでしたが、風味がまた変わるのでお好みで試してみてください。
強いて言えば、味変用にお酢があるとさらに楽しめそうですが、こだわりのスープなので難しいかもしれませんね。
福岡で東京の名店の味を堪能できる幸せを噛みしめつつ、ごちそうさまでした!
まとめ
今回は、福岡空港内のラーメン滑走路に出店している「つじ田 ラーメン滑走路店」で、濃厚特製つけ麺の特盛をいただきました。
東京の名店「つじ田」の味を、福岡でも気軽に楽しめるのは本当に嬉しいこと。
福岡空港でおいしいつけ麺を探している方には特におすすめです。
ラーメン滑走路は店舗の入れ替わりもありますが、これからも長く続いてほしいと願っています。
空港利用のついでだけでなく、つじ田目当てに訪れる価値あり。次回はつけ麺以外のメニューにも挑戦してみたいと思います。
ごちそうさまでした!