福岡市東区箱崎にある箱崎宮(筥崎宮)。
「日本三大八幡宮」のひとつとして知られる、歴史ある立派な神社です。
その広い境内の一角に、今回の目的地である
**「あじさい園」**があります。
これから6月を迎えると、園内には色とりどりの紫陽花が咲き揃い、訪れる人の目を楽しませてくれます。
今回は、プレオープン期間中のあじさい園を訪ねてきました。
まだ花は咲き始めでしたが、静けさの中で少しずつ季節が進んでいるような、そんな時間を切り取ってきました。
筥崎宮とあじさい苑について
福岡市東区に鎮座する**筥崎宮(はこざきぐう)**は、日本三大八幡宮のひとつに数えられ、筑前国一之宮でもある由緒ある神社です。
御祭神としてお祀りされているのは、以下の三柱の神様です:
- 応神天皇
- 神功皇后
- 玉依姫命(たまよりひめのみこと)
また、地元のプロスポーツチームである
福岡ソフトバンクホークス、アビスパ福岡、ライジングゼファー福岡などが、毎年シーズン前に必勝祈願に訪れることでも知られています。
その筥崎宮の境内西奥にあるのが、今回の目的地である**「あじさい苑」。
こちらは平成の御大典を記念して平成3年に整備された神苑**で、毎年6月になると、苑内いっぱいに紫陽花が咲き誇ります。
苑の広さはおよそ1,700坪。
約100種類・3,500株もの紫陽花を楽しむことができる、市内屈指の花の名所です。
箱崎宮・あじさい苑へのアクセス
- 福岡市営地下鉄・箱崎宮前駅
→ 1番出口から徒歩3分 - JR鹿児島本線・箱崎駅
→ 徒歩8分
地下鉄を利用する場合、博多駅からは中洲川端駅で乗り換えになりますが、箱崎宮前駅の1番出口を出るとそこはもう参道です。
ルートがわかりやすく、迷わず行けるおすすめの行き方です。
あじさい苑の開苑時間と入苑料
筥崎宮はどなたでも自由に参拝できますが、あじさい苑は期間限定の有料開苑となっています。
項目 | 内容 |
---|---|
開苑期間 | 6月1日〜6月30日(期間中は毎日開苑) |
開苑時間 | 9:30〜17:00 |
入苑料 | 300円(中学生以下は無料) |
あじさい苑で撮影した写真たち
訪れたのはまだ、シーズンの始まり。
苑内には紫陽花がちらほらと咲き始めている程度で、満開には少し早い時期でした。
でも、私はこの咲き始めの紫陽花がとても好きなんです。
紫陽花って、なぜか外側からゆっくりと花を開いていくんですよね。
そもそも、そういう種類なのかもしれませんが・・・。
中心に向かって少しずつ色づいていくその姿が、どこか控えめで、でも確かな美しさを持っている。

SONY α7Ⅱ+ TAMRON 28-200 絞り優先AF F値:2.8 SS:1/250 ISO:100

SONY α7Ⅱ+ TAMRON 28-200 絞り優先AF F値:5.6 SS:1/200 ISO:100

SONY α7Ⅱ+ TAMRON 28-200 絞り優先AF F値:2.8 SS:1/500 ISO:100
機材と撮影のポイント
今回の撮影も、いつもの組み合わせで臨みました。
カメラ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6
このTAMRON 28-200mmは、マクロやハーフマクロ用のレンズではありませんが、
かなり被写体に寄って撮影できるのが面白いところです。
特に広角端(28mm)では最短撮影距離が19cmとかなり近づけます。
最大撮影倍率は1:3.1で、これは「寄れるズームレンズ」としてはなかなか優秀。

SONY α7Ⅱ+ TAMRON 28-200 絞り優先AF F値:2.8 SS:1/320 ISO:100
紫陽花のように花が大きすぎず、細部が魅力の被写体には、
このくらいの倍率がちょうど良く感じました。
花の輪郭や花弁の重なり、そこに差し込む光を切り取るのに、
このレンズはとても頼もしい相棒です。
まとめ
今回は、福岡市東区にある**筥崎宮の「あじさい苑」**で、
咲き始めた紫陽花たちを撮影してきました。
満開にはまだ早い時期でしたが、苑内は少しずつ花の彩りが広がりはじめ、
これから6月にかけて、ますます素敵な空間に変わっていくことでしょう。
静かな神社の境内で、季節の訪れを感じながら紫陽花を楽しむ時間。
6月のひとときに、筥崎宮のあじさい苑を訪ねてみてはいかがでしょうか?
撮影中、蚊がかなり多く発生していたので、来苑の際は虫除け対策を忘れずに!
特にじっと構えて撮影していると、けっこう刺されます(笑)